28歳ジャニオタ、人生初手術を受けました

初めまして、28歳独身のジャニオタでぴらと申します。途中まで書いて放置してる間に29歳になりました

関西の室龍太くん、山本琉輝くんを自担としていましたが最近はバイオリンの後藤泰観くんを追いかける日々です(聞いてない)。

 

突然ですが先日、卵巣嚢腫切除手術を受けました。

コウノドリの原作、ドラマどちらも取り扱われたので聞いたことあるかも?って方がいるかもしれません。

いわゆるチョコレート嚢胞ってやつです。美味しそうな名前ですけど全く美味しくない。

そんなお菓子みたいな名称のこれが私の人生初入院、初手術でした。

その経験を自分用のメモも兼ねて書いてみようかな、とブログ開設してみました。

 

 

20歳前後に生理痛が酷いからと婦人科に行ったことがありましたがその時は低容量ピルを処方されただけで、それも保険適用外で面倒臭くてそれ以来一度も生理痛で病院に行ったことはありません。

そんな私が何故今回行ったのか、それはたまたま、そんな感じです。

今年の10月頭、腰からお尻にかけて痛みが走ることが多くてネットで調べたら座骨神経痛っぽかったので職場のパートさんに整形外科を教えてもらいました。

翌日休みだったので明日行ってみますーって帰ったんですが。

その日から始まった生理痛が酷いのなんの。

元々生理痛は酷い方だったと思うんですが、その時の痛みとあと出血量。それが尋常じゃなかった。

もう寝ようと絶対もれたくない夜に!ってやつですね、40cmのナプキンをつけてベッドに潜り込んだんですが1時間くらいでこれはだめだ…と絶対もれるぞ…と起き上がり。

その少し前にtwitterで見かけた本来の生理の量はこのくらい!っていうのの1週間の量を余裕で超えている気がして。かたまりもバンバンきてる感覚。

これはまずいのでは??と翌日の休みに行くはずだった病院を整形外科から婦人科へ変更することを決意(両方行くっていう考えはなかった)。

ただ最寄の駅にある婦人科は昔行ったところで、その時のおじいちゃん先生の印象があまりよくなかった…。

そこで原付(普段の主な交通手段)で行けて、雨でも電車で行きやすい範囲で、綺麗そうなところが良いなぁと病院探しを開始。

原付で10〜15分、最寄駅から2駅の範囲内にあった2つに範囲を絞り、勘でA病院に決めた。

翌日、病院のホームページから事前に書いておくと良いよ!って問診票を印刷して記入、午後イチで病院へ。

 

私「すみません初めてなんですが…」

受「お電話いただいてます?」

私「え??」

受「初診の方は電話で予約が必要なんですよー」

終わった、問診票まで書いてきたのにそこ見落としてた…もう帰る…もう知らん…

意を決して来たというのに初歩的なミスにより心が折れた。

そんな私を心配してくれたのか(?)「予約なしでも大丈夫か先生に確認して来ますね!」って受付のお姉さんが言ってくれて、ちょっと待ってたらOKがおりたらしく、無事に診てもらえることに。

有難うお姉さん!!

 

まずは相談室で看護師さんに生理について話を聞いてもらって、いざ内診へ。

すごい!自動で上がる!足開く!!と内診台に驚きつつうん年ぶりの内診。

もちろんカーテン越しだから先生のことは分からないけど、でも私から見えるところにもモニターがあって。

先生が操作してるのと連動しているモニター、それを見ていたら、先生が何かを測っているのが見えるわけです。

わー、やっぱり私なんかあるんだなー、筋腫か???って。

正直筋腫なら大丈夫だろって思ってた。

でも内診が終わって、診察室に呼ばれて先生から言われたのが

 

「卵巣に腫瘍があります。手術で取った方が良いです」

 

子宮内膜症卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞、そして手術、という衝撃的な話。

この時の腫瘍の大きさは3センチと4センチ、左右両方にあったのです。

ネットで見る限りでは6センチを超えるものは手術、それより小さいのは薬で抑えるとか書いてあったんだけど、将来子供を産むこととかそういうことを考えると取った方が良いという話だった、と思う。

正直よく覚えていない。

チョコレート嚢胞は良性のことが多いけどMRIを撮って調べて、その結果でまた決めましょうってことで、MRI撮るために総合病院を紹介してもらってその日は帰宅。

 

帰宅して母親に伝えたら、大きな検査が初めてな私を心配して2週間後のMRI検査についてきてくれることに。

やることないと思うよ?って言ったけど、正直なところは嬉しかったし有り難かったよね。

 

そして2週間後MRI検査。

撮り終わった1時間後にCD−ROMで結果を受け取り、婦人科に連絡、すぐ診察OKだったので母親と婦人科へ。

検査の結果良性ではあったけど、母親も交えて先生と話し合い1番早く予約の取れる12月中旬に入院、そして腹腔鏡手術が決まりました。

病気、入院、手術なんて今まで経験のないことでそれ自体に不安があるのだけど、そこはジャニオタ。

コンサートの日程に被ったらどうしよう、そればっかり考えてた。←

手術が決まったのが10月中旬なのだけど、11月はMADEの湾岸ライブ、後藤くんの所属するGoodiesのライブが東京大阪であってどれもチケットを確保済み。

12月上旬も年末年始はもGoodiesの最前列チケットを持っている、それにチケットはないけどクリパもある。

1月もウエスト行きたい、2月は東西があるかもしれない。

オタクはそんなことばかり考えていた…。

そんな中提案された12月13日入院14日手術最短で19日退院、退院後1週間自宅療養、という日程。

 

先生「この日程でどうですか?」

私「(ここなら前半日程でクリパに行ける!確保済みのチケットもない!)大丈夫です!」

 

ここしか!というこの日程、健康になってオタクライフ楽しめよっていう神様からの贈り物だと思いました()

まぁ結局クリパは金銭事情とかもあって諦めて、ウエストも行かずに終わったのだけど、クリスマスに渋谷のバーでの忘年会にも行けたし年末年始もライブに行けたのであの日程がドンピシャだった。

先生有難う。

 

日程決まって職場に話を通して12/13〜25まで休みもらって、手術前には検査とか、あと自己血輸血に備えて貯血したり鉄剤点滴してもらったり。

必要なものも買い揃えて、なんだかんだあっという間に入院前日。

入院当日昼からほぼ絶食なので、前日の夕飯は食卓に好物が並んでいて涙が出そうでした。

有難うお母さん!!

入院当日は流動食食べつつVS嵐見てきゃっきゃしてた。

あとiPadの貸し出しがあったので、youtubeでてにぷり見てました(小声)。

そして手術当日。

手術は昼過ぎからだったけど母親と祖母が付き添いで早い時間から来てくれて、病院内のカフェテリアで話したりしてゆるっと過ごしてました。

これが本当に緊張してなかったの!!

大丈夫だよ〜〜ってへらへらしてた。

半年くらい前に母親が腹腔鏡手術をしていたのだけど、そこまで大変そうに見えてなかったんだよね。

まぁ母親は凄い、と後で知るのだけども。

手術室も自分の足で向かって手術台に横になって、なんとまぁそこでも緊張してなかった。

そして全身麻酔もおやすみ3秒だった、眠くなって来た?なんて考える間も無く意識落ちてた。

次の瞬間名前を呼ばれて起きたらとにかく寒い。もともと冷え性で寒さに弱いタイプなのだけど、尋常じゃない寒気に襲われました。

手術で体温が下がるかららしいけど痛みよりも何よりもまず寒さだった…。

電気毛布もかけてもらってそれが暖かいのは分かるけど震えが止まらなくて。

寒い!!!って感覚ばかりなんだけど、でも横に母親と祖母が付いて声かけてくれてて、それが涙声で。

寒いけど大丈夫だからって握ってくれてる手を握り返して、2人を心配させないように早く震え止めなきゃって考えたのと、2人の泣きっぷりに看護師さんがもらい泣きし始めて、それに気づいた他の看護師さんが3人を励まし始めたことでちょっと笑いそうになったことを覚えています。

そんな手術直後(笑)。

 

面会終わった後、震えは止まったけどその夜中が痛みも出てくるし高熱で本当にしんどかった…。

看護師さんが診にきてくれるんだけど、実際は1時間おきくらい?だったのかな?でもその時は1回1回の間隔がすごく長く感じてて、いつまで経っても朝が来ない、そんな感覚でした。

ようやく朝になって尿管抜いてもらって着替えさせてもらって。でも少し力入れるだけで痛いわけです。

それなのに「最初のトイレはついて行くけどあとは自分でね!!」って鬼みたいなこと言われる。

いや鬼じゃないんだけど。必要なことなんだけど。

病室からトイレまでの10m弱が遠い、そしてそのトイレのドアが重たい…。

そして面会に来てくれた母親から事前説明では「若いから腸に癒着は多分ない」と言われていたのだけど、結果癒着が激しくて予定よりも手術時間も延びていて、退院も遅くなるかもしれないと聞かされたり。

その日youtubeでてにぷり見る元気はほぼなかったのだけど、でも退院が延びたら渋谷での忘年会行けないのでは???と仕事のことよりもそっちを心配していた私。

それの心配は出来たけど、職場に連絡する気力がなく、28歳にもなって仕事の休みの連絡を母親にしてもらうというしょーもないことをやらかしました。

だって無理だったんだもの!!!←

 

ただその翌日からはわりと元気になってた(笑)。

もちろんお腹の傷らへんは痛むけどガスも出たし、食事も重湯からだけど再開。

たくさん歩いてね!と言われるものの病院内が狭いからベッドの横でてにぷり見ながらひたすら足踏みしてた(笑)。

そして食事も順調に通常食に戻り、結局予定通り退院しました。

仕事も年内休みにしてもらえていたので、母親と鎌倉物語を見に行ったり、忘年会行ったりカウコン行ったり年明けライブ行ったり。

退院前日に父親がポケモン買って持って来てくれたから休みの間ずっとやったり(笑)。

2週間近くゆるりとニート生活をさせて頂きました。

 

そして年明け仕事復帰。

その後傷が化膿したり蕁麻疹が出たりと病院通いはちょっとしたし、なによりも。

この子宮内膜症は再発の可能性が高くて、これから閉経まで付き合っていく病気です。

私は来月から薬を飲み始めます。終わりはありません。

私は独身だし、付き合っている人もいません。

子どもを産むのがいつになるのか、果たして産むのかも分かりません。

でもこのタイミングで気付けて手術が出来て良かった、と思っています。

だって子どもいらない、なんて言えないもん。

生理痛がひどかった時と休みが重なってなかったら、ここなら良さそうと思える病院が見つかってなかったら、写真は予約がないと無理ですと言われていたら、私はきっとまだ病院に行ってないと思います。

きっと腫瘍はもっと大きくなっていて、卵巣が捻転を起こしたり、破裂したりして、将来子どもを望んでも無理ですと言われてしまうことになっていたかもしれない。

手術は大変だったし腹腔鏡手術とはいえ傷あとはまだ残ってるし、薬だってタダじゃない、正直面倒くさい。

でも祖母が言っていたと母から聞いた「病院に行ったのはあの子のお手柄、本当に偉いよ」って言葉の通り自分を褒めてあげたいなぁと思います。

婦人科って行くだけでも抵抗あると思う、内診だって嫌だと思う、けど!

 

生理痛が重い気がする、量が多いかもしれない毎月薬飲んでる、そういう人は婦人科へ!!!

手遅れになる前に!なんでもなかったらそれでいいんです!

結果なんでもなかったとしても、それはそれでお手柄です!!!